第41回N-Pネットワーク研究会
2024年12月13日(金)19:00~20:20 形式:ハイブリッド開催
TKPガーデンシティPREMIUMみなとみらい カンファレンスルームH(5階)Zoom
2024年12月13日(金)19:00~20:20 形式:ハイブリッド開催
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メモリーケアクリニック湘南 理事長/院長
神奈川県の連携型認知症疾患医療センター(メモリーケアクリニック湘南)では、地域包括ケアを通じた認知症診療の充実を目指し、平塚市の高齢化率28.8%を背景に推定される認知症患者約9,573人、MCI患者約12,226人に加え、県全域からの受け入れも行っています。この課題に対応するため、当センターでは一次予防(生活習慣病対策)、二次予防(早期発見・治療)、三次予防(進行抑制)を軸に、初診から診断、治療開始まで患者が安心して準備できる診療プロセスを整備しています。
また、認知症カフェや本人・家族一体的支援プログラムを活用し、地域包括支援センターとの連携を強化することで、地域全体で患者と家族を支える体制を構築しています。さらに、アミロイドβ関連治療薬「レケンビ」の適応患者評価から導入後のフォローアップまで、導入施設と連携を図り、フォローアップ施設としての役割を果たしています。
訪問診療による終末期ケアまでを見据えた一貫した診療体制のもと、地域のかかりつけ医として患者と家族に安心感を提供し、外来機能と在宅医療機能を組み合わせたシームレスな医療を実現しています。これにより、当センターは地域共生社会の実現を念頭に置いた包括的支援体制の構築に貢献しています。
九州大学病院 精神科神経科 診療准教授
レケンビによる治療において、かかりつけ医に求められることは認知機能低下者の早期発見と患者本人への治療希望(同意)の確認である。認知機能低下の早期には、高次脳機能に関連する手段的ADLが障害される。具体的には、薬やお金の管理が不十分になる、公共機関を利用して目的地に辿り着けない、料理の味付けが変わった(薄くなる、濃くなる)、会話の流れについていけない、おしゃれをしなくなったなどが挙げられる。これらはMCIを含む早期ADに特徴的な症候ではないことに留意する必要があり、確定診断は専門医療機関に委ねることになる。専門医療機関でADが疑われた際には頭部MRI検査やバイオマーカー検査(PETまたは髄液)が実施されること、検査結果によっては非該当になりうることも説明する必要がある。また、レケンビは通常の治療に比べて高額であるうえ、その治療中に副作用として脳浮腫や微小脳出血などが12%前後にあらわれる。対象となる患者の認知機能障害の程度は軽症であることを鑑みても、かかりつけ医は患者本人に専門医療機関での検査と治療の概要を説明し、その希望(同意)を確認することが望ましい。
本講演では上記内容の概説に加えてレケンビ治療における医療連携とその課題も述べたい。
共同代表世話人
・内門 大丈(メモリーケアクリニック湘南)
・馬場 康彦(福岡大学医学部 脳神経内科学 主任教授)
副代表世話人
・井上 祥 (株式会社メディカルノート 代表取締役・共同創業者、大阪大学招聘准教授)
・水間 敦士(東海大学医学部内科学系神経内科学 准教授)
世話人
・笠貫 浩史(聖マリアンナ医科大学 神経精神科学教室 教授)
・野本 宗孝(横浜市立大学医学部 精神医学教室 講師)
・日暮 雅一(ほどがや脳神経外科クリニック 院長)
世話人兼・会計監査
・秦 光一郎(株式会社メドベース)
・竹中 一真(株式会社メドベース)
顧問
・浅見 剛(横浜市立大学医学部 精神医学教室 教授)
・繁田 雅弘(東京慈恵会医科大学 名誉教授)
・高橋 雅道(東海大学医学部 脳神経外科 領域主任教授)
・瀧澤 俊也(神奈川リハビリテーション病院 脳神経センター長)
・菱本 明豊(神戸大学大学院医学研究科 精神医学分野 主任教授)
・水間 正澄(昭和大学 名誉教授)
・村山 繁雄(大阪大学非常勤特任教授)
名誉顧問
・小阪 憲司 (横浜市立大学 名誉教授)
【第41回N-Pネットワーク共催会社】
・エーザイ株式会社