第38回N-Pネットワーク研究会

2024年3月5日(火)19:00〜20:20 形式:WEB開催

特別講演

座長:内門 大丈 先生 メモリーケアクリニック湘南 院長


医療におけるデジタルマーケティングを考える

井上 祥 先生

株式会社メディカルノート 代表取締役

第38回N-Pネットワーク研究会

「医療におけるデジタルマーケティングを考える」をテーマに、疾患理解を深めるための情報発信とその工夫について探求する。デジタルマーケティングは、SNSを超えた戦略であり、神経疾患などの疾患情報を社会に拡散し、共有するために不可欠な手法である。その鍵は、デジタル・トランスフォーメーション(DX)と顧客志向のマーケティングの融合にあり、デジタル上でのタッチポイントを通じて顧客接点を創出することに重点を置く。
情報が必要な人々へ届けるためには、ただ発信するだけでなく、その信頼性を保ちつつ届ける方法を巧みに構築する必要がある。本研究会では、医療従事者が広く社会へ情報を届ける際の課題と、それを解決するためのデジタルマーケティング戦略を、国内外の事例を交えて紹介する。効果的なメッセージの伝達手法、視聴者の関心を引くコンテンツの制作、そして疾患の正しい理解を支援するための実践的なアプローチについて議論を進める。

特別講演

座長:馬場 康彦 先生 昭和大学藤が丘病院 脳神経内科 准教授


パーキンソン病と統合失調症の合併について考える

三嶋 崇靖 先生

福岡大学病院 脳神経内科 准教授

第38回N-Pネットワーク研究会

パーキンソン病は高齢化に伴い、増加している。パーキンソン病は運動症状に加えて便秘や睡眠障害、うつ、幻覚、認知機能障害をはじめとする様々な非運動症状を呈するため、患者により症状は多彩である。これまでの疫学研究の集積から様々な症状や疾患がパーキンソン病のリスクとなることが明らかになった。その中でも本講演では、統合失調症に注目し、パーキンソン病と統合失調症の合併について自験例を含めて議論する。また、パーキンソン病診療では、チーム医療が重要であり、当院でのパーキンソン病診療センターについて紹介し、最後にパーキンソン病診療における精神科医とのコラボレーションの重要性について議論する。

NPネットワーク研究会 世話人 (敬称略 50音順)

【世話人一覧】

共同代表世話人
・内門 大丈(メモリーケアクリニック湘南)
・馬場 康彦(昭和大学藤が丘病院 脳神経内科)
副代表世話人
・井上 祥 (株式会社メディカルノート)
・水間 敦士(東海大学医学部内科学系神経内科学)
世話人
・笠貫 浩史(聖マリアンナ医科大学)
・野本 宗孝(横浜市立大学医学部 精神医学教室)
・日暮 雅一(ほどがや脳神経外科クリニック 院長)
世話人兼・会計監査
・秦 光一郎(株式会社メドベース)
・竹中 一真(株式会社メドベース)
顧問
・繁田 雅弘(東京慈恵会医科大学 精神医学講座 主任教授)
・瀧澤 俊也(神奈川リハビリテーション病院 脳神経センター長)
・菱本 明豊(神戸大学大学院医学研究科 精神医学分野 主任教授)
・水間 正澄(昭和大学 名誉教授)
・村山 繁雄(大阪大学非常勤特任教授)
名誉顧問
・小阪 憲司 (横浜市立大学 名誉教授)
【第38回N-Pネットワーク共催会社】
・小野薬品工業株式会社